
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている僕はSEOに関わる職種で3年以上働き、多くの記事のメタタグを設定してきました。
せっかく記事を用意したのにメタタグが適当だと損をしてしまいます。メタタグはきちんと設定をすることで、順位の上昇やアクセスの増加が見込めます。
とはいえ、忙しいなか効果があるかわからないメタタグの設定に時間を割くのも難しいですよね。
今回は、SEO的に設定すべきメタタグについても解説します。
メタタグとは?SEO面でできること

メタタグとは、ページのheadタグ内に追加するhtmlのタグのことです。ページ上には表示されない部分になりますので、あまりきちんと設定していない人もいるかもですね。
ただ、ブラウザ上では見えないとしても、htmlソースを読み込むGoogleロボットはきちんと認識しています。
ですので、SEOを考えるなら疎かにせず、きちんと設定することが必要です。
メタタグの具体的な例を出すと、titleタグやディスクリプションタグなどが有名です。
下記のような部分ですね。

では、これらのメタタグで何ができるのかというと、下記のようなことができます。
- ページの内容を検索エンジンやユーザーに伝えることができる
- 検索エンジンのbotを制御することができる
- SNSで拡散される際の仕様を決められる
たとえば上記のとおりです。
詳しくは、後ほどタグごとに説明します。
メタタグがSEOで重要な3つの理由

メタタグを設定することはSEOで重要な要素の1つだとよく言われますが、その理由を説明します。
先ほど出した、メタタグを設定することでできる3点を軸に見ていきましょう。
- 記事内容をGoogleやユーザーに伝えられる
- 検索エンジンロボットをコントロールできる
- SNSで拡散される際の仕様を決められる
記事内容をGoogleやユーザーに伝えられる
タイトルタグやディスクリプションといったタグを設定することで、そのページにどんな内容が盛り込まれているのかを伝えることができます。
たとえば、「ボウリングの練習方法」の記事を書いたとします。
タイトルタグをつけないと、Googleは何について書かれている記事かGoogleがきちんと判断できないこともあります。
また、タイトルとディスクリプションタグをきちんと設定することで、検索結果画面上でユーザーに記事の内容をアピールすることができます。
Googleロボットをコントロールできる
メタタグの2つ目のメリットとして、Googleがページを読み込む際に使われるロボットをコントロールすることができます。
たとえば、下記の感じです。
- 規約ページを検索結果上に表示させないようにnoindexタグを設定する
- リンクを貼った他のサイトへSEO面での評価を渡さないためにnofollowタグを設定する
ただ、こういったタグは設定を間違えると全ページが検索結果から消えてしまうといったリスクもあるので、最初はそういうタグの存在を知っているだけで良いと思います。
SNSで拡散される際の仕様を決められる
OGPタグというものを設定することによって、TwitterやFacebookといったSNSで記事が拡散される際の表示方法を設定することもできます。
SNSで記事を紹介する際に、きちんと画像を表示させるだけでも大きくクリック率が変わります。
有名なのは 「All in One SEO Pack」ですね。無料でタグ等の設定ができるので、入れておいて損は無いです。
最低限!SEO的に重要なメタタグ

記事を公開する際に、最低限設定するべきメタタグは下記の3つです。
- タイトルタグ
- ディスクリプション
- OGPタグ
順に説明します。
タイトル(title)タグ
タイトルタグはページごとのタイトルを設定できるタグです。
検索結果画面に表示をされたり、ブラウザのタブの部分に表示されたり、Googleがページの内容を理解するのに役立てたりします。
基本的にはページ内容を端的に示す文章を設定すれば良いですが、コツがいくつかあり、下記のとおりです。
- 30文字前後で設定すること
- その記事で狙いたいキーワードをなるべく入れること
- 重要なキーワードは検索結果から省略されないよう前方に入れること
- ページごとに重複させないこと
上記のとおりです。
これらを守りつつ、分かりやすく、クリックしたくなるようなタイトルをつけましょう。
ディスクリプション(description)タグ
ディスクリプションは、その記事の内容を要約した文章を設定できるタグのことです。
検索結果画面のタイトルの下に表示されるのが主な使われ方です。
また、検索結果上、ディスクリプションの検索キーワード部分は太字になるようになっています。そのため、なるべくその記事で狙いたいキーワードを不自然にならない程度に含めるようにしましょう。
OGPタグ
OGPタグは、SNSでシェアされる際の表示のされ方を設定できるタグのことです。
URLだけでなく画像を大きく表示したり、カード型で表示したり設定できます。
具体的には、titleやdescription、画像URLなどを設定することになりますが、ワードプレスを使っている場合は、「All in One SEO Pack」を使うことで、Twitterカードにワンクリックで対応させることができます。
その他のメタタグ

ここまで設定した方が良いメタタグを紹介してきましたが、他にもメタタグはたくさんあります。
ここからは、毎回対応する必要があるわけではないですが、有名なメタタグについて紹介します。
キーワード(Keyword)タグ
キーワードタグは、記事ごとに関連が深いキーワードを設定することができるタグです。
昔は、このキーワードタグにSEOキーワードを詰め込むようなことも多かったらしいですが、今では全くの無意味です。Googleは公式情報でキーワードタグを無視していると公表しています。
ただ、Google以外の検索エンジン(bing)の認識のためや、記事ごとのキーワード管理のためにあえて設定していたりというケースもあります。
ロボット(robot)タグ
ロボットタグは、Googleのロボットに命令をすることができるタグです。
※これらは絶対ではありません
他にもいくつかありますが、アフィリエイトリンクへのnofollow設定を除いて、使う機会はほぼないでしょう。
カノニカル(canonical)タグ
内容が大きく重複している複数ページにおいて、1つの代表ページにSEO評価をまとめるためのタグです。
ただ、通常のブログを書いている分には、ほぼ使う機会はないかと思います。
SEO上設定すべきメタタグの設定方法

では、具体的にこれらのメタタグをどのように設定すれば良いかサクッと解説します。
今回は、ワードプレスで「All in One SEO Pack」のプラグインを入れた場合について話します。
プラグインを入れると、記事投稿画面の下部に入力要素が追加されます。画像だと下記です。

基本的には上記の項目に沿って入力すれば、基本的なメタタグは設定できます。
各項目をまとめると以下のとおりです。
- titleタグは、タイトル部分に入力
- descriptionタグは、説明項目に入力
- 重複ページがあり、検索結果に表示されるページをまとめたい場合は、canonical URLに入力
- 検索結果に表示させたくない場合は、noindex項目にチェック
- ページ内の発リンク先へSEO評価を渡したくない場合は、nofollow項目にチェック
また、OGPタグとしてアイキャッチ画像を設定したい場合は、下記のようにプラグインのソーシャルメディア設定画面で、Twitterカードの設定とアカウント名を入力します。

その後、投稿画面下部のソーシャルタブから、SNS上に表示されるアイキャッチ画像を選択すればOKです。

上記のとおりです。
SEOを考えるならメタタグは必須
SEO面から考えて、設定すべきメタタグの基本的な情報について解説しました。
メタタグと聞くと、種類も多く、htmlにも被る話のため、とっつきにくく感じてしまいますよね。
ですが、最低限として、titleタグ、descriptionタグ、OGPタグさえきちんと設定しておけば、ひとまずは問題ないです。
せっかく書いた記事を無駄にしないよう、メタタグをきちんと設定して、SEO上きちんと評価されるようにしましょう。